外部受験を選択した理由
”何故うちを選びましたか?”
面接で聞かれる常套句だと思います。
実際、院試や就活の面接で度々聞かれてきました。
今回は、表向きの理由ではなく、本音を話していきたいと思います。
学部時代、ずっと憧れていた研究室に所属できた私は、この研究室のまま大学院へ進学し、研究を続けていこうと思っていました。しかし、研究室の一番上の先輩に目をつけられてしまい(先輩の恋人を私が狙っていると勘違いしていたらしい)、悪口や仲間外れ、実験の妨害、教授に嘘を吹き込むなど、いわゆるいじめを受けました。研究が楽しく、続けたい反面、日々の嫌がらせに耐えきれず鬱のような状態になっていきました。半年間の研究室生活の末、体が全く動かなくなり、大学に行こうとすると涙があふれるようになりました。研究と環境どちらを選択するかを考えた結果、研究室を変えることを選択しました。研究が変わってからも、憧れていた分野を研究したいという気持ちが抑えきれず、願わくば、いじめの無い環境で、自分のやりたい研究を思う存分やってみたい。そういう思いで他大学への進学を決めました。
もちろん、入試の時や周りには、"やりたい研究があったから"という部分しか伝えていません。
外部へ進学する人の理由としては、より学歴の良いところへ行きたい(学歴ロンダリング)、就活で有利になるため、研究室の人間関係がうまくいかなかったため、研究を変えたかったためなど様々あると思います。
理由は院試勉強をする際の大きな原動力となります。
今一度なぜ、どうしてその研究室へ進学したいのかを考えてみてはいかがでしょうか。
自己紹介【経歴・専攻など】
”中堅私大から旧帝大学院に進学した私が伝えたいこと”
初めまして。最近、外部受験ってどう?大学変わるってどんな感じ?と聞かれることが多く、折角なら記事にして進学に悩む多くの人に私の実体験を届けたいと思いブログを開設してみました。
現在、旧帝国大学の大学院工学系の研究科で修士2年生をしています。
大学は地方中堅私立大学(偏差値約50)で生命化学系の学部に通っていました。
大学入試の時に天才が行く大学であると思っていた大学の門は、何度通っても慣れません。
院進は、大学受験の時には手の届かなかった大学への道を可能にしてしまうチャンスであると同時に、入学した段階から圧倒的な能力の差を突き付けられ、険しい道を進む始まりです。(個人差はありますが。。。)
ただ、できるかできないかで悩むならやってみれば良い。不安を感じている時間があるなら勉強すれば良い。院進は人生を変える。
約2年間過ごしてみて、大学院受験を死ぬ気で頑張り、今の研究室への所属を可能にした自分を本当に誇らしく思う。
今、外部受験を悩む人たちに、少しでも勇気を与えられたらと思っています。